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名前からもわかるとおり、本機はおなじみの世界初のオートフォーカスカメラであるC35 AFの2代目で、ニックネームは「ジャスピンコニカ・ハンディ」。一見C35 AFよりも横長で一回り大きくなったように感じますが、実はわずかながら小さくスリムになっていました。minocatはこのカメラのバランスの良いスタイルが好きでした。昔ながらのオーソドックスなスタイルの中に上手くオートフォーカス機構を取り入れていると思いました。
オートフォーカスはC35 AF同様にビジトロニック方式ですが、モジュールは新型のVM-200に変わりました。シャッターをきった後にピントを合わせた距離が鏡胴の横に表示されるのもC35 AFと同じでした。それ以外の基本的なスペックも変わっておらず、露出は1/60、1/125、1/250秒の3速プログラム式シャッターとCdS露出計により、ISO100でEV9〜17(1/60秒F2.8〜1/250秒F22)の範囲で撮影可能。もちろんフラッシュ使用時はフラッシュマチック機構が働きました。
このカメラはシャッターをきったときの、オートフォーカスの「ガチャン」という振動が、今となっては写りの不安材料に思えてしまいます(この振動はコニカだけに限ったものではありませんが・・・)。しかし、実際に写った写真は派手すぎず、地味すぎず、無難な感じで、立体感もよく出た素晴らしいものでした。この写りを見る限り、シャッターの振動については特に心配することも無く、単なる思い過ごしとして流してしまっても良かったようですね。
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