AL-E

ここは標準文字サイズのページです。大きな文字でご覧になりたい方は こちらをクリック
AL-E
AL-E
1964年に発売された大口径レンズ搭載の小型機ミノルチナSの露出計をセレンからCdSに変更したのがAL-S。そしてそれを基に、シャッター速度優先AEを可能としたモデルが本機です。CdSのため受光窓が小さくなり、最初のミノルチナSに比べてトップカバーの前面がずいぶんすっきりしました。シャッターの前にある丸いスイッチは、赤い●が通常で、Lはシャッターロック、Vはセルフタイマー。絞りリングをAにするとシャッター速度優先AEになりますが、選んだシャッター速度に対する絞り値はトップカバーのメーターに表示されました (このメーターはマニュアル撮影時も機能)。シャッター速度リングの30が赤で表示されているのはM接点を意味していました。

レンズはミノルチナSから変わらずロッコール-QF 40mmF1.8ですが、minocatはその写りが大好きでした。幾分内面反射があるせいか、ピーカンの屋外撮影での写りは「まぁこんなもんか・・・」と言う程度ですが、曇天時やノーフラッシュでの屋内撮影では本領を発揮。シャープかつ立体感に富んだ息を呑むほどのリアルな描写を見せてくれました。そんなわけでミノルチナSや本機を手にすると、ついつい屋内での撮影が多くなってしまいました。レンズのスペックだけ見ると、同時期のカメラの中ではキヤノネットQL17あたりと近いのですが、写りに関しては本機の方が上回っているとminocatは確信していました。

そんなAL-Eですが、AEになったことでシャッターボタンの感触がだいぶ重くなってしまいました。ハイマチック9に登載されている、minocatが嫌いなセイコーFLAシャッターほどではありませんが、それに似た感触となっています(本機のシャッターはシチズンですが・・・)。もし「AL-Eの“シャッター速度優先AEの手軽さ”と、ミノルチナSの“軽快なシャッター”のどちらを選ぶ?」と言われたら、minocatは迷わずミノルチナSを選びました。とは言え、本機もミノルチナS同様に“隠れた名機”であることは間違いないでしょう。

発売:1968年9月 / 当時価格:21,000円 / レンズ:ROKKOR-QF 40mmF1.8(4群6枚)
シャッター:CITIZEN VE(B・1/8〜1/500秒) / 受光素子:CdS / ピント合わせ:二重像合致式
フラッシュ:なし / 電源:H-D型水銀電池×1 / サイズ:128×74×60mm / 重量:約540g










   
inserted by FC2 system