SKILLMAN C-700

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SKILLMAN C-700
SKILLMAN C-700
このカメラはワインダーを内蔵し、フィルムの装填もパトローネを入れて裏蓋を閉めるだけのオートローディングです。レンズもコーティングされた3枚玉を使っていますが、固定焦点でシャッターも単速なうえ、得体のまったく知れないブランド名だったのでオモカメとして取り上げました。
レンズの右に3段階のISO切り替えスライドスイッチがあり、更にフラッシュをONにすればどのISOでも開放F3.5になるので、実際には4段階で絞りのコントロールが可能でした。レンズのすぐ脇に「CDS」と書かれた窓がありますますが、これは誤った表記で、正しくは「CdS」です。このカメラは暗いときにフラッシュ使用を促す赤ランプがファインダーの横で点灯しましたが、このCdSはそのためのセンサーで、露出は一切制御していません。このカメラは、ゴールドのファインダーとパープルのレンズの輝きが実に綺麗でした。フィルム室の底面も効果の程はさておき一応植毛してあり、なかなか凝った作りに思えたりもしました。実際に存在したかどうかは不明ですが、DATEの内臓に備えてフィルム圧板にLED用の窓も開いていました。

このカメラの写りは、同じ3枚玉のヤシカ・スナップあたりに近いものがあるように思いました。固定焦点+固定露出なので解像度、シャープネス、ボケ具合等はヤシカ・スナップにはまったくおよびませんが、色の感じはとてもよく似ていると思いました。製造国の表示が一切ないのですが、恐らく台湾製で、PRAKTICA SPORT、MIRAX FORMULA SF-D、RAYNOX 35FMといったカメラ達と中身は一緒であろうとminocatは推測しました。

発売:(不明)年 / 当時価格:(不明)円 / レンズ:38mmF3.5(3群3枚) / シャッター:単速(多分1/125秒)
受光素子:CdS(フラッシュ使用を促すランプ点灯用) / ピント合わせ:固定焦点
フラッシュ:あり(手動・固定) / 電源:単3型乾電池×2 / サイズ:137×75×52mm / 重さ:約280g










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